肌の必須成分!セラミドを知ろう!!

美容成分掘り下げ
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よく『セラミド』という単語を耳にしますよね。

良い成分なのはわかるけど、どんな成分なのか、どういった働きがあるかよくわからないという人も多いのではないでしょうか?
前回のナイアシンアミドの記事にも、『セラミドを生成』してくれる、といった効果があると記載しました。

そもそも『セラミド』は何なのか?今回も深掘りして行きます٩( ‘ω’ )و

『セラミド』はどんな成分??

『セラミド』を紹介するために、まずは皮膚の構造から説明して行きます。

皮膚は外側から『表皮⇨真皮⇨皮下組織』と構造されています。
その中でも、『表皮』は外側から『皮膚膜⇨角質層⇨顆粒層⇨有棘層⇨基底層』と分かれています。

セラミドは『表皮』の『角質層』に存在する成分です。

セラミドは元来、誰の肌にもある成分なのです。

化粧品成分として

化粧品成分としてのセラミドは大きく分けて4種類あります。

  1. 動物性セラミド哺乳類由来のもの
    皮膚への浸透性がよく、高い保湿効果がある。
    成分表示名はセレブロシド、ビオセラミド など
  2. ヒト型セラミド酵母などから作り、人のセラミド構造に似せたもの
    人の肌と相性が良く高い保湿性がある。
    成分表示名はセラミドEOP、セラミド3 など。下記にて詳しく説明します。
  3. 植物性セラミド米など、植物が由来のもの
    植物由来のため、肌に優しい。動物性・ヒト型セラミドに比べて浸透力は劣るが、保湿力はある。
    成分表示名はグルコシルセラミド、コメヌカスフィンゴ糖脂質 など
  4. 合成セラミドセラミドに似せて石油から化学合成したもの
    格が安価だが、動物性・ヒト型に比べて効果が劣ってしまう。
    セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド など

といった4種類あり、『動物性セラミド』か『ヒト型セラミド』が浸透力や保湿力共に優れているのでオススメですが、価格が高価になってしまいます。

ヒト型セラミドは種類によって特徴が違うため、配合されている種類は多い方がより効果を感じやすいかと思います。
その特徴は

  • セラミド1(セラミドEOP)-高保湿で外部刺激から肌を守る
  • セラミド2(セラミドNS/NG)-セラミドの中で最も高い保湿力
  • セラミド3(セラミドNP)-高保湿でシワのケアの効果
  • セラミド4・5(セラミドAS)-外部刺激から肌を守る
  • セラミド6・6Ⅱ(セラミドAP)-シワのケアと肌のターンオーバーの促進

なお、製品の成分表示は含有量が多い順に並んでるため、これらの表示が前に来れば来るほど濃度が濃くなります。

セラミドの働きは?

前述の角質層には『肌のバリア機能』という大切な役割があります。
このバリア機能は3つの保湿因子というものからできており、紫外線や摩擦などの外部刺激から肌を守る働きがあります。

保湿因子

  1. 皮脂膜
    皮脂腺から出る皮脂と汗腺から出る汗が混じったもので、肌全体を覆いながら、肌水分の蒸発を防
  2. 天然保湿因子(NMF)
    この成分は半分が「アミノ酸」という肌の潤いの元でできており、水分を取り込み保持する働きがある。
  3. 細胞間脂質
    肌に水分を保つ役割があり、『セラミド』はここに含まれる。水分の層とセラミドの層が交互に重なり、ミルフィーユ状に配置されている。
    この構造を『ラメラ構造』とよばれ、これが美しく整っていると肌の水分が保たれ、潤いに満ちた肌となります。

この細胞間脂質が角質層の潤いの80%以上を担っています。
セラミドはこの細胞間脂質の主成分であるため、角質層の潤いを保ち、バリア機能を高めるのに必須の成分なのです。


セラミドが不足すると・・・

赤ちゃんの肌はキメが整っていてプルプルですよね。
それはセラミドが満ちていてラミラ構造が整っているからです。

年を重ねていくにつれ、セラミドは減少していきます。
50代では20代の頃の約半分の数になってしまうんだとか。

そして減少すると細胞間脂質のラメラ構造がスカスカになり、潤いを保てなくなるため肌がカサつき乾燥し、つっぱりを感じます。
また肌のバリア機能も低下するため肌荒れしやすくなってしまいます。

肌のためにセラミドを補うケアは年齢関係なくしていきたいですね。

オススメのセラミド配合スキンケア

  1. LITS モイストローション

    こちらはヒト型セラミドを含む3種類のセラミドを配合した化粧水です。
    敏感肌テスト済みで、あのLDKでも上位にランクインする浸透力抜群の化粧水で、とろんとするテクスチャーが特徴です。
    また、ヒト型セラミド配合でこのお値段なのはとても良心的ですね。


  2. 花王Curel キュレル 潤浸保湿 美容液

    ドラッグストアでも敏感肌商品としてよく見かけるキュレル。
    キュレルもセラミド配合製品です。配合されているセラミドの種類は合成セラミドですが、医薬部外品のためその配合量は多くなっています。
    その中でもこのクリームはとてもしっとりしますが、ふわっとした軽いつけ心地で伸びの良いクリームです。


  3. ASTALIFT ジェリーアクアリスタ

    洗顔後、化粧水の前につける導入美容液。3種のヒト型セラミド配合で、土台からきめ細やかなハリツヤ肌へ導いてくれます。
    ヒト型セラミドが高濃度で配合されているため比較的高価ですが、お試し価格のものもあるため気になる方はそちらから試してもいいかもしれません。
    お試しサイズは付属のスプーン1杯で約20日間使えます!


  4. アンレーベル ラボ セラミドエッセンス

    ビタミンCエッセンスでバズったアンレーベルラボシリーズのセラミドエッセンスです。
    独自の超高圧技術で抽出した角質層のすみずみまで浸透してくれます。
    配合しているセラミドはスフィンゴ糖脂質(植物性セラミド)で、7つのフリー処方(無香料・合成着色料フリー・石油系界面活性剤フリー・タルクフリー・パラベンフリー・シリコンフリー・アルコールフリー)で肌に優しいのが特徴です。


  5. ETVOS モイスチャライジングクリーム

    5種類のヒト型セラミドを配合した高保湿クリーム。
    こっくりとした重めのテクスチャーで肌をとてもしっとりとしてくれます。
    油分を補ってくれるため、乾燥肌の方におすすめのクリームです。
    また、こちらの商品も7つのフリー処方(合成界面活性剤・鉱物油・シリコン・着色料・合成香料・パラベン・アルコール)で肌にも優しい設計です。



以上、私のオススメのセラミド配合スキンケアです。

肌の中のセラミドを満たすことによって、土台からキメ細やかな肌に導いてくれることがわかりましたね。
またセラミドにもたくさんの種類があり、商品を選ぶ際の参考にしていただけたらとおもいます!

ではまた(๑╹ω╹๑ )

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